2009年4月30日木曜日

計り知れない恵み

行ってきました、善光寺さんと展示会
高速道路、料金が1000円はありがたいです。



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知らなかったのですが7年に1度の御開帳、とても盛大な行事なんですね。
お寺の前に立った太い柱を撫で、秘仏を拝み、暗闇で「極楽への錠前」探り当てて来ました。これで「計り知れない恵み」を頂けるそうです。
でも、恵みってなんでしょう、、、う~ん?生きているってことでしょうか。
大盛りの蕎麦をすすり、アツアツのおやきを頬ばりながら、そんなことを思うのでした。



そして展示会に。
Dscn1763 薪ストーブの専門店ということなのでお店の駐車場にはずらっと薪が並んでましてすぐにわかりました。
しかし、ふだん薪みたいな材料で木工しているので、これを全部燃やしてしまうのかと思うとチョッとモッタイナイなんて、、いつか薪ストーブが欲しいのですが、「これは、椅子の前足に使えるな、、、おぉ、こっちはスプーンに、、」なんてやってたらなかなか燃やせないかもです。(笑)あんがい僕には向いてないのかもしれません^^;
店内もそれとは別の意味で魅力的な品揃でした。



お店の方には準備の段階からとても丁寧にしていただけ、展示にもそれがにじみ出てましたね。作り手としても嬉しかったです。



スプーン展は5/5まで、これだけのクオリティでバラエティに富んだ木のスプーン展はなかなかお目にかかれないのではと思います。お時間がある方はぜひ。



2009年4月23日木曜日

お玉杓子

Dscn1721 長さ 275mm 匙幅 80mm



塗装 蜜蝋オリーブオイル



←写真の材種は朴。同じ木から作ったのですが場所によって色が違います。



(ちかぢか栗でも作ってみたいと思います。) 



 



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カエルの子供=オタマジャクシの語源になった道具です。



しかし、あえてそのオタマジャクシを意識してお玉杓子を作ってみました。本末転倒でしょうか、^^;



 



Dscn1728Dscn1729 スプーンを作って売っていると、「オタマは無いの。」と時々聞かれます。なので、以前に見た南部木杓子、有道杓子 の製作方法を参考に実際自分でも作ってみた結論は、、色んな意味でマネは難しい。。。



というわけでこちらも、スプーンと同様に木工ろくろを使って外形を削っています。、得意な加工法で作ってみました。



木や金属、土でも器は作れますが、鍋で煮込んだ熱々の汁物を取り分けるにはやはり木製でないと!これは昔から万国共通なのではないかと思います。
北欧のオタマにかぶれた事もありました、その様なモノを作ったことも、、、
しかし日本の杓子を使っているうちに、柄の太さ、匙面の角度、全てが普段使っている調理器具に使いやすいようにできていると気づきました。



先人に習い、なるべくシンプルな作りを心がけました。
紙やすりでツルツルにしたい衝動を押さえ、こってりとオイルに浸しピカピカにしたい気持ちを押し殺し、完成させました。なので、比較的あっさりとした仕上げです。匙面のノミ跡などは滑り止めとご理解ください。



受け継がれたすぐれたカタチと機能。そんな意味でも作り続けて行きたい一品です。



2009年4月22日水曜日

生姜シロップは、風邪薬ではありません。

ただの美味しい飲み物です。(経験談)



せんじつ某所で生姜を様々な甘いものに漬け込んだものを水で割るという飲み物をいただき、いたく美味しかったので自分でも作ってみました。



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う、ウマイです。炭酸で割ってもいいそうで、お酒でもいけそう。漬け込んだ生姜を食べると、口の中がカッカします。



でもレモンを入れると、薄っすらピンクになるのは何故でしょう?リトマス試験紙が変色するのと同じ理由?不思議な液体です。



これでこの夏を乗り切れるかも!と、思った矢先に風邪を引きました、涙。
さすがにシロップでは治りませんでした。。。
まあ、これで治ったら世紀の大発見ですよね、^^。



さて、きょう「木のスプーンと器展 」用の品々も無事発送しましたし、体調を整えて次にむかいます。



追記
ん、この生姜の味は、、、寿司屋で食べるガリだ!
と、言うことは。あのピンクはナチュラルな色なのか、、?
なんか面白い、今度は旬な新生姜で試してみますか。



2009年4月18日土曜日

小杓子 コジャクシ

Dscn1715 長さ 185mm 匙幅 角30mm 丸33mm



塗装 拭き漆(柿渋下地ベンガラ黒着色) 又は 植物オイル



←写真はオイル仕上げが朴と桜。拭き漆が栗。



 



  



 



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匙面はノミ跡を残した仕上です。
むかって右から、ホオ・サクラ・クリ(漆)・クリ(漆)です。



製作に煮詰まった時、岩手の南部木杓子・飛騨の有道杓子などの日本の伝統的な杓子を参考に自分なりにひたすら削っていたて、ふと気付いたカタチです。
最初に「丸型」が出来上がり家族に見せた所、「四角いのは無いの?」の一言で2種類になりました。



丸い方は、ティースプーンやデザート用など汎用的に。
角型は、カップに入ったヨーグルト、アイスクリームなどにもってこいです。
その使い勝手の良さには製作した本人が驚いています。



気軽に木のスプーンに親しんでもらえる1本ではないかと、おススメします。







2009年4月17日金曜日

ウリモノカタログ

作品集、どうゆうカタチにしようかと迷った末、ブログにまとめることにしました。



このブログ、当初プロバイダーの無料サービスを利用していたのですが広告が入るのがイヤで月々315円の契約に変更しました。
それから4年、、、容量は5ギガバイトあるのですがまだ0.9%しか使用していません。
このままいくとあと490年は使用できます、、、長い!^^



というわけで、カテゴリ機能を利用して記事を見られるように設定しました。



この記事の横にある、カテゴリの「ウリモノカタログ」をクリックすると、製品の一覧が見られます。
まずは、スプーンから。今後、ここに作ったモノをアップしていこうと思います。お楽しみに。





、、、それにしても、ホームページの容量が10メガというのは何とかならないのでしょうか、、月々200円で契約しても200メガまでなんて、、、なんだか切ないです。



木のスプーン

Dscn1704 長さ 190mm 匙幅 35mm



塗装 拭き漆(柿渋下地ベンガラ黒着色) 又は 植物オイル



使用材種 栗、桜、朴



←写真はオイル仕上げが朴。拭き漆が桜。



  



 



Dscn1709 生の丸太から木工ろくろで削り出した、滑らかなラインが特徴です。



スプーンとしては小ぶりですが、カレーから雑炊まで幅広く?ご利用いただけます。



オイル仕上げは最初はザラッとした触感ですが、使い込むほどにツヤを増します。
逆に、拭き漆仕上げはツルとしていますが徐々に剥がれその表情を変えていきます。どちらも、経年変化を楽しんでいただければ幸いです。



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スプーンは、ほぼ毎日使う日々の道具。



木という素材の持つ良さをたっぷり味わっていただけるモノづくりを心がけています。



機会がありましたら、ぜひお試しください。



2009年4月13日月曜日

ピピピ

展示会用にパン皿を作らなきゃ。。などと思っていたところ、久しぶりに木工の神様がものスゴイ勢いで降りてきました。



アイデアが稲妻のように閃く!



、、エェ~、やらなきゃいけない事もあるし、、
いま降りてこなくても。。とも思うのですが、^^;



まあ、神様は気まぐれです。いまを逃したら今度いつ来てくれるか分かりません。
というわけでこの3日間、無我夢中で試作を繰り返しておりました。モノづくりをしていて楽しい瞬間ですね。なんだかあっという間に過ぎていきます。



そして、小さい木箱が出来上がりました。



↓何とか、モノになったカタチ達。Kpboxs



 



 



 



 







 



ただいま乾燥中です。
このあと、考えられるネガティブな状況は、、乾燥の不具合で割れる、、仕上げの塗装が上手く乗らない、変形して蓋がはまらなくなる、、などなど色々と思い当たります。(苦)



ですが、完成すると信じて、、いや完成させます!
出来上がりましたら、作品集に載せたいと思います。お楽しみに。



2009年4月7日火曜日

ちいさな木の椅子100脚展

Dscn1649 近くの川沿いの桜が、非現実的な美しさです。
そろそろ散り始めるんでしょうね、、。舞い散る桜もかなり好きです、春本番な感じで。



さて、春は告知の季節です?



以下、『木工家ウィーク2009・NAGOYA』のお知らせを転記させていただきます。



昨年6月に名古屋中心地区で開催されました「木工家ウィーク2008・NAGOYA」が、今年は5月12日(火)から17日(日)の6日間、「木工家 ウィーク2009・NAGOYA」として開催されます。



今回の「木工家ウィーク2009・NAGOYA」 では、全国から木工家(総勢150名)が集い約3000点の作品が展示される各展示会と、建築家 中村好文氏による講演会などのフォーラムが開催されます。



「木工家ウィーク」は、「つくり手と使い手が顔を会わせる」場をつくり、木工家という仕事を知っていただくきっかけの場として企画され、木工家自身による企画イベントとしては、類を見ない規模のもので、昨年は、総計4200名の方が来場されました。

「木工家ウィーク2009・NAGOYA」
1.フォーラム
会期/会場 2009年5月16日(土) 13時から愛知県勤労会館  小ホール
講演会 「中村好文・私のデザイン手法 - 建築と椅子 -」with 3 人の木工家( 村上富朗・高橋三太郎・谷進一郎) 
「暮らしの中の木工家具 ── 作り手と使い手を結ぶもの」(4者シンポジウム)
各地木工家グループ代表によるシンポジウム

2.展示会
会期 2009年5月12日(火)から17日(日)
会場
『家具+展』 /ノリタケの森ギャラリー
『ひとつだけの家具展』/東桜会館
『ちいさな木の椅子100脚展』/セントラルパーク パークスクエア
『木工家が作る木のカトラリー展』/ラシック6階
『ポケットの中の木の名刺入れ・展』/BEWOOD SHOP

詳しくは公式ホームページをご覧ください。
http://woodworkers.jp/



と以上、公式なお知らせ。
ぜひスケジュール帳に書き込み下さいm(_ _)m



僕は、『ちいさな木の椅子100脚展』に出品させていただきます。



100脚の椅子!1つあたり30秒座ったとしても50分かかります、、、どんな展示会になるのか想像もつきません。
僕自身も楽しみです。



2009年4月1日水曜日

匙に魅かれて善光寺まいり

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木のスプーンと器展



会期 2009年4月24日(金)~5月5日(火)
午前10時~午後7時 最終日は午後4時まで。定休日 水曜日
場所 長野市大豆島4178 
株式会社ディーエルディ-長野ショップ ディウェル 2階



出品させて頂きます。 



 



僕も期間中のどこかで顔を出そうと計画中です。高速道路もお安くなりましたし。ありがたいことです、ハイ。ついでといってはナンですが、今年は7年に1度の善光寺の御開帳だそうなので、それもみがてら、、



みなさんも、いかがですか?^^



他の出品者のお名前を見ると、かなり素敵なスプーンが並びそうなので1人の匙好きとしても楽しみです。